メルマガ第3号

2013年1月のメルマガ3号のバックナンバーです。

釣りにいけない日が続き、番外編として、
釣堀の餌について書いています。


●冬の釣堀のエサ

真冬の釣堀というのは、
なかなか難しいもの。

釣堀なのに坊主が頻出する時期でもあります。
海上釣堀の場所にも寄りますが、
比較的陸地に近い場所が多いので、
水深も浅く、水温は気温に連動して変化することが多いです。
阪神間では、南大阪あたりから、
兵庫県の淡路島、家島あたりに海上釣堀が位置しています。
関西地方の方なら、テレビ番組で
ビッグフィッシングという釣情報の番組をご存知とは思いますが、
この番組でも、海上釣堀の釣りを取り上げ、
毎年、海上釣堀選手権なる大会を開催しています。
海上釣堀というのは関東地方より、
関西地区に集中しているということでしょうか。
私は、以前よく通った海上釣堀も、
最近は、年に1,2回。

年末の職場の釣大会で、
お正月の鯛を確保に行く程度です。
釣堀の楽しみは、
なかなか味わえない大物釣り。

という人も多いです。
実際、年末に行ったときも、
大物(青物)狙い専門の方もいらっしゃり、
また、結構釣れていましたよ。
活きアジや、冷凍いわし、きびなごなどに
あたっていたようです。
活性があがっているときは、
こうした青物も結構釣れますね。
私は、幹事をすることもあり、
参加されている皆さんにお土産ができるように、
鯛を中心に狙います。
冬場の鯛は、
やはり活性が落ち、
なかなか食い込みませんので、
数を稼ごうと思うと、
少し工夫が必要となります。
胴調子の鯉竿をカスタマイズして、
ガイドをつけ、リールをつけて道具にし、
普通よりハリスを細くしています。
といっても、極端に細くするのではなく、
2号のフロロカーボンです。
竿のしなりで、そんなに時間をかけず、
鯛の締め込みをかわしながら取り込むことが可能です。
釣れない時の釣りの格言に「ハリス落とすな針落とせ」
というのがありますが、必要以上にハリスを細くすると、
合わせ切れなどのハリス切れを起こすことがありますから、
最低でも、2号は必要かと。
そして、ハリスの長さは、普通は矢引きくらいですが、
少し長めにしたりします。
ハリスの長さは、あたりの出方を見ながら調整することが多いですね。
で、針は小さめ。針が伸ばされることがありますから、
軸の太いグレ針を使うことが多いです。
冬は大体4号のグレ針を使っています。
海上釣堀での釣りの場合は、
基本的に釣座を移ることはできません。
最初に入った釣座で勝負することになります。
できれば、潮下の方が鯛が集まりやすく釣りやすいですが
釣りをしている時間(平均5時間くらい)に、
同じ方向に流れることはないですから、その他の工夫が必要になります。
要は、自分の釣座付近に鯛を集めること。
活性の高い時期なら、鯛も回遊していますので、
足止めをする。

活性の低い時期は、最初の1尾を慎重に取り込み、
他の鯛にアピールするか。

 

そして私たちは、畑つくりといっていますが、
エサ切りをして、鯛を寄せるようにします。
海上釣堀は原則撒き餌は禁止ですから、
自分のポイントに魚を寄せるための工夫が必要です。
活きエサでも、ウタセエビの場合は、
泳ぎ回らず、底の網あたりにつかまっていますが、
シラサエビの場合は、どちらかというと浮いてくることが多いようですので、

畑作りにはあまり向きません。
やはり練りえさが畑作りにはよいようです。
市販の練りえさでも十分ですが、
これに、にんにくチューブと味の素を混ぜておくと、
集魚にはいいですよ。

 

で、私の丸秘 釣エサ。
ささ身と、剥きエビで作ります。

スーパーで、安いささ身(自分が食べるわけではないので、
解凍ものでも十分です)と、剥きエビ(冷凍ものでもOKですが、
ボイルのしていないもの)。
1日分としては、ささ身1本。エビは10尾もあればよいでしょう。
私は、事前に塩を振り、しばらく置いて水抜きをします。

そして、針に刺す大きさ(1cmから1.5cmくらいの立方体)に、カット。
これをビニール袋に入れ、おろしにんにく(市販のチューブのもの)、
味の素少々、そして、食用色素(黄色)をいれてもみもみ。
釣りに行く当日まで冷凍保存しておきます。

 

同行者分も作っても、かかる費用は1000円程度ですから、
作るときは多めに作ります。

 

面白いもので、冬場はなぜか黄色のえさの方が、
鯛の反応はよいようです。

 

みかんでも釣れたと聞きますから。
夏場は、赤に軍配があがります。

実際、プチトマトや、スイカでも釣れるといいます。
私は、年末の釣りでは、
黄色のささ身、エビ、そして、生ミックのローテーションで、
14尾の鯛を釣り、みなさんに配りました。
もし、この冬場に、
釣堀に行かれることがありましたら、
一度試して見られることをお勧めします。

 

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