キスとメバルのリレー釣り

久しぶりに釣りに出かけたいという釣友の申し出があり、
キスとメバルのリレー釣りに出かけてみました。
といっても夏至をやっとすぎたくらいですから、
まだまだ、日の入りの時間が遅く、
メバルの半夜釣りは7時以降となります。
ですから、普通の遊漁船では、
時間的に無理ですから、なじみの船長さんに無理を言って
仕立ててもらいました。

 


昼3時に出港し、9時半までの約束での釣行です。
港を出てから、ポイントまでは小一時間走ることになります。
キス釣りの準備をしながら、
期待に胸を膨らませて談笑です。
この時期のキス。
そろそろ抱卵しているものもいますが、
固体によってはまだのものも。
キスは一般にはなかなか寿司ネタになりませんが、
この抱卵前が一番脂が乗りおいしいとされます。
春から、初夏にかけての型の良い活きの良いキスは、
刺身がおいしい時期なのです。
今回の釣り場は、数よりも型狙いが出来る釣り場。
実際に、釣り上げたキスは、
釣友の釣果も含め30cm近い良型も多く混ざりました。
家に帰り、内臓処理をしてみると、
既に抱卵しているものありましたが、
中には、これからというのありました。
3時間ほどのキス釣りで、
数こそ平均20尾程度でした。
抱卵していないものは刺身にし、
塩焼き用は筒抜きで処理。
キスは腹の皮が弱いので、
てんぷら用は背開きにしてとあっという間に
した処理は済みました。
もう少し数があれば、
昆布締めも作ったり、
一夜干しも作りたいところ。
塩して半夜干ししたものを、
今度はお酒につけ、
一夜干しにしたキスの酒干しは絶品です。
今回は数も少なかったので
それらは次回のお楽しみに。

 
リレー釣りのほうは、
6時過ぎにキス釣りを切り上げて
メバルポイントへ移動です。
船長に呼ばれて、
ポイントの相談。
今回は、6人のうち、3人は半夜のメバルは2回目。
風も出てきているので根掛の少ない磯を選んでもらうことに。
磯は、高さは50cmから1mのものが点在している所で、
底を狙う場所でした。
日が暮れて、雲が流れ風が強くなりました。
船のゆれ、風、波とコンディションは最悪でした。
それでも、このあたりのメバルのサイズは最低でも20cm
25cm以上の良型がそろい、たまに尺メバルも混ざります。
この日は、船中で7尾のメバル。
最高は尺を超えました。
イカナゴなど栄養たっぷりの餌を食べ、
この時期は、しっかりと体力も回復し、
身も旨味が増している時期です。
大型ですから、肝、胃袋の湯引きも捨て難く、
本当においしい時期なのです。
メバルの竿頭は4尾で、坊主の人もいましたが
キスはお土産に出来ましたから、
半日のリレー釣りを堪能してもらえたものと思います。
帰宅時間が遅くなる釣りですが、
また行きたいと思ってもらえれば幸いですね。

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