メルマガ5号

201305のメルマガ5号のバックナンバーです。

今年初のキス釣りについて報告しています

 


ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ、
 もう夏かと思うような日が続いていますがいかがお過ごしですか?

 

瀬戸内では、いつの間にかメバルもシーズンを終え、
 ガシラからキスへとだんだんと移行中。
鳴門方面では、まだマグロが回遊しているとか。
今年は大名釣りの船くらいしか釣果をあげていないようです。
鳴門鯛は、網漁では上がったようですが、
 釣りではさっぱり、
 漁師さんたちも嘆いていますね。
阪神間では、5月の声を聞くと、
 キスの船釣りが始まり、
 家島諸島付近ではキスダービーが始まります。
シーズン当初は、まだ水温も低く、
 カレイが混じるというので人気も高いです。
これが、シーズン真っ盛りになると、
 数釣りのレースが始まりますね。
では、本日のメニューです。
◎メニュー

●船のキス釣り
●編集後記
●船のキス釣り

関東の船のキス釣りや、ボートのキス釣りは、
 チョイ投げ仕掛けで、船の上から少し投げて、
 スピニングリールを巻きながらあたりを取るキス釣りが多いようです。
しかし、関西、特に阪神間の遊漁船でキスを狙う場合は、
 2m前後の先調子の船竿で、両軸リールをつけて釣ることがほとんどです。

 

これは他の地域ではアンカーを降ろしたりして、
 船を固定して釣ることが多いのに対し、
 関西ではどてら流しや、船を操船しながら釣ることが多いこと。

 

それと、比較的深場(30mから50m)を釣ることが多いからだと聞いたことがあります。
ですから、キャストしたりして、
 道糸を余分にだすと、お祭りの原因になることがあります。

 

タックルは先ほどもちょっと触れましたが、
 竿は2m前後の先調子のものを主に利用します。

 

シーズン当初は活性も低いので、
 あたりが小さく感度のいい竿が有利なようです。

 

道糸はPEライン。

太さは1号から2号が標準ですが、
 あまり太いと、潮で流され、これまたお祭りの原因となります。

 

細いほうが水切りもよく、根がかりは少ない釣りですから、
 細めのほうがいいでしょう。

 

道糸に天秤を直結し、
 天秤の先に仕掛けをこれまた直結するというタイプが主流です。

 

誘導しかけにする人もいますが、
 誘導幅が大きいとこれもお祭りの原因になります。

 

天秤は、神戸天秤と呼ばれる、
 弾性のない硬いものの袖が20cmくらいのものがあたりを取りやすいといわれています。
ただ、喰いの渋いときは、弾力のある柔らかいものが有利なこともあります。

 

天秤につける錘は、
 号数は船で決められますが、大体20号から30号。

形はナス型か、釣鐘型のものが好まれます。

 

色もいろいろ出ていますが、
 30mから50mも下ですから、目立たせるなら蛍光色ということになりますか。

 

仕掛けは市販のもので十分です。

 

針は流線の7号か8号の2本針が標準です。

 

くれぐれも投げ釣り用の仕掛けは使わないように。

 

これは、全長が長くなり、船釣りの釣り方をしていると、
 仕掛けが絡むことが多いからです。

 

自作する人も多く、
 全長は80cmから120cmくらいまで。

ベテランさんは4本針などを作られていますよ。

 

幹糸1.5号から2号、ハリスは1号から1.2号。

 

ハリスはホンテロンなど固めのハリスがいいですね。

 

ハリスの長さは標準10cm、5cmというツワモノもいます。

 

針は流線がお勧めですが、
 狐針なども食いは良いようです。

 

投げ釣りで使われる、競技針と呼ばれる針は、
 少し小さすぎすっぽ抜けが多いようにも思います。

 

キス釣りは手返しの釣りとも言われますから、
 慣れるまでは、2本針。
慣れてきたら3本針とすることをお勧めします。

 

数釣りを狙う常連さんは、
 4本針で、針のチ元に蛍光ビーズを入れているようです。

 

餌は、石ゴカイか青イソメ。
石ゴカイは良く動き、目立つといわれています。

 

釣り方は、餌をつけた仕掛けを、船長の合図で竿下に落とします。

 

着底したら錘で底をトントンと5、6回たたき、
 竿先を少し持ち上げてあたりを待ちます。

 

あたりがなければまた底をトントンとたたき、
 誘います。

 

この繰り返しです。

 

キスのあたりは明確に出るはずですから、
 軽くあわせを入れて取り込みましょう。

 

あたりがあっても乗らない場合は、
 仕掛けを上げて餌の交換を。

 

やはり餌は新鮮なものの方が食いは良いです。

 

餌をとられてばかりのときは、
 餌のつけ方を点検してください。

 

針から出す垂らしと呼ばれる部分が長すぎはしないか、
 餌がまっすぐになっているか、
 など、キスの習性に合わせた餌付けをしていないと、
 釣果は伸びません。

 

釣ったキスはバケツなどに入れるのではなく、
 できるだけ早くクーラーの中に入れましょう。

 

クーラーの中に氷水を作っておき、
 そこで氷締めにすると良いですね。

 

外道でつれる
 カレイ、ガシラなどはもちろんですが、
 石モチ、ネズミゴチ、トラギスなども食べるとおいしい魚です。

 

せっかく釣れた魚ですから、
 美味しく食べてあげてくださいね。

 

 

●編集後記

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
私は5月11日に出かけたのですが、この日は雨。

水温も上がらず、釣果はキス21尾と寂しい結果でした。

でも、同行した釣友の釣ったネズミゴチはすべていただいて帰り、
 唐揚げに。

この唐揚げは ガッチョの唐揚げと呼ばれ、
 大阪の泉州地区では名産です。
多少手間をかければ、
 美味しく食べれますので、皆さんも是非お試しを!

コメントは受け付けていません。